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早稲田大学国語教育学会

早稲田大学国語教育学会は、国語教育に関心を有する早稲田大学の教員・卒業生を中心に組織された全国的学会で、2024年4月現在の会員数は507名となっています。
例会・大会を年に数回開催し、機関誌『早稲田大学国語教育研究』を年に1回発行しています。会員には例大会の案内状、機関誌、会員名簿を送付します。
会費は年額3000円(学生は在籍確認が取れた場合は会費無料)、入会金は不要です。
入会の案内はこちらです。

 新着情報
各研究会の活動予定を更新しました(2025/4/23)new!

2025年度 春季例会(第303回例会)の【例大会参加用ページ】と【一般参加申し込み用フォーム(オンライン参加)】を公開しました。 (2025/4/4)new!

・『早稲田大学国語教育研究』第46集の投稿専用フォームを公開しました。(2025/4/4new!

2025年度例大会 発表者の募集の受付を終了しました。(2024/8/31)

・2023年4月1日より会員管理システム「SMOOSY((株)アトラス)」を導入しました。
会員マイページ(https://wasekokukyou.smoosy.atlas.jp/mypage/loginにログインし、登録されている所属先や住所情報の確認・更新をお願いします。(2023/4/1)

現在受付中の申し込みフォームはこちら

 例大会のお知らせ


開催日  2025年4月26日(土)
例会開始 15:00(14:30開場、オンライン会場は14:45開場)
開催形式  ハイフレックス開催(対面とZoomを利用したオンラインの併用)
会場 早稲田大学 早稲田キャンパス
(※会場となる教室は現在調整中です。決まり次第お知らせいたします)

【発表】
 
中世寺院における学びと書物
  海野 圭介 氏(早稲田大学 教育・総合科学学術院)

 五井蘭洲の和学と随筆
  天野 聡一 氏(早稲田大学 教育・総合科学学術院)


【発表要旨】

中世寺院における学びと書物  海野 圭介 氏

寺院は前近代における知識の蓄積と流通、及び教育を担った有力な機関であった。その様子は、この時期に記録された説話や寺院に伝来した書物に書き付けられた奥書などから窺い知ることができる。例えば、『沙石集』には山賤の子が寺院で学ぶうちに器量も優れて学侶となったという説話がある。寺院は賤しい出自の者も学ぶことのできる場であったらしい。寺院での学びは仏典に限られてはいなかったようで、子供を預ける親の方も必ずしも子を僧侶にすることを目的として学ばせていたわけではないようである。修学の場の頂点は東大寺や興福寺、延暦寺や醍醐寺、また高野山といった、多くの書物を蓄え法脈を繋いだ顕密寺院であったが、学問を求めた僧侶達は縁を訪ね書写の機会を願ってこうした寺院を訪れている。そうした学びの姿は書物の奥書にも記し留められている。中世における学びとは正に書物を書写し、師を得てその読み解きを伝えることであった。本報告では、中世寺院における学びの様相の一端を、報告者が調査を進めている真言宗の古刹天野山金剛寺(大阪府河内長野市)に伝領された書物から具体的に辿ってみたい。

五井蘭洲の和学と随筆     天野 聡一 氏

懐徳堂の助教をつとめた五井蘭洲は契沖の学問を摂取して古典文学の注釈に励んだほか、『落窪物語』の続篇『続落久保物語』を執筆したと目される。その多岐にわたる文事は上田秋成をはじめとする次世代の和学者に影響を及ぼした。本発表では、近時湯城吉信氏によってその全貌が明らかになりつつある随筆『茗話』(蘭洲著、成立年未詳)を取り上げ、蘭洲の和学における随筆の役割や、当時の学問的状況について考察する。
 『茗話』には、『万葉集詁』『古今通』『源語提要』など蘭洲が著した古典注釈書と対応する記述が複数認められる。両者を比較すると、『万葉集』『古今和歌集』の解釈については注釈書成立以降、『源氏物語』については注釈書成立以前の解釈が記されていると思しい。一方、『茗話』と『蘭洲先生神代巻講義』などの神道関係書との記述は一致しない。その原因として考えられるのは、そもそも当該の神道関係書が別人、具体的には垂加神道家・原田清茂の講義録だったという可能性である。


春季例会の参加方法

・対面方式(会員および一般参加の方)
 予約等は不要です(会員でない方もご参加いただけます)。
 開場時間後(14:30~)に会場(早稲田大学 早稲田キャンパス)までお越しください。

・Zoomによるオンライン参加方式
 ①会員の方
  春季例会の案内状(3月下旬発送)に記載のパスワードを使って、
  
【例大会参加用ページにお進みください。
  春季例会のオンライン参加に必要な情報が記載されています。

 ②一般参加の方
  
【一般参加申し込み用フォーム(オンライン参加)よりお申し込みください。
  春季例会のオンライン参加に必要な情報をお伝えいたします。

 ③本学に在籍する国語教育専攻の大学院生・国語国文学科の学生
  授業や大学院生MLを通じて参加方法をお知らせする予定です。


※お問い合わせ先:早稲田大学国語教育学会事務局[email protected]

 平曲動画の視聴の申し込みフォー (受付中)
2021年度春季例会で使用した鈴木孝庸先生の平曲(「木曾最期」「奈須与市」)を視聴できます。教材等にご活用ください。平曲動画の視聴をご希望の方は、申し込み専用フォームからお申し込みください。
 ※当該コンテンツは、平曲動画のみで、解説部分はありません。また、動画のダウンロードはできませんので、あらかじめご了承ください。
  • 過去の〈例会・大会〉の記録については、こちらをご覧ください。

 各研究会よりお知らせ

  • 古典教育研究会
      連絡責任者:勇 晴美([email protected]
  • ■2025年度の予定
    第1回例会 5月6日(火・休日)18:00~20:00(Zoomによるオンライン開催)
    「今教材「筒井筒」がおもしろい」
     『伊勢物語』「筒井筒」を取り上げます。詠み比べ教材としての可能性、古典芸能鑑賞への発展

    第2回例会 6月下旬の日曜、または7月6日(日)
          18:00~20:00 (Zoomによるオンライン開催)
     内容調整中。会員の授業実践の発表、教材研究、教材提案など

    第3回例会 12月初旬予定。日程・内容調整中

    第4回例会 日程・内容調整中



    *古典教育研究会会員以外で参加を希望される方は、例会の3日前までに
     ご所属、ご氏名、土日にZoom参加される予定のアドレスを以下の連絡先に
     送付してください。
     折り返し連絡責任者より、参加のZoomコードなどをお送りします。
      連絡責任者 勇晴美
      メールアドレス [email protected]



    ※詳細につきましては、連絡責任者までお問い合わせください。

  • 国語教育史と実践に学ぶ会 
      連絡責任者:美谷島 秀明
    [email protected]

    ■2025年度の予定
    第243回研究会(2025年度 第1回)5月24日(土)15:30~18:00、もしくは18:30
     会場・内容 現在調整中
    第244回研究会(2025年度 第2回)7月5日(土)15:30~ 18:00、もしくは18:30
     会場・内容 現在調整中
    第245回研究会(2025年度 第3回)9月6日(土)、もしくは9月13日(土)
     15:30~18:00もしくは18:30(オンライン併用)
     会場・内容 現在調整中 
    第246回研究会(2025年度 第4回)10月4日(土)、もしくは10月18日(土)
     15:30~18:00もしくは18:30(オンライン併用)
     会場・内容 現在調整中 
    第247回研究会(2025年度 第5回)11月1日(土)、もしくは8日(土)
     15:30~18:00もしくは18:30(オンライン併用)
     会場・内容 現在調整中 
    第248回研究会(2025年度 第6回)12月27日(土)15:30~18:00もしくは18:30(オンライン併用)
     会場・内容 現在調整中

    第249回研究会(2025年度 第7回)3月21日(土)15:30~18:00、もしくは18:30(オンライン併用)
     会場・内容 現在調整中

     
    詳細につきましては、連絡責任者までお問い合わせください。

  • 国語教育学会愛知県支部
      連絡責任者:吉田 竜也([email protected]

    ■2025年度の予定
    6月  愛知県支部役員会
    7月  愛知県支部会報第19号発行
    12月 愛知県支部第20回研究発表会


    ※詳細につきましては、連絡責任者までお問い合わせください。

 申し込みフォーム各種

  • 現在受付中のフォームは以下の通りです。

  • 『早稲田大学国語教育研究』第46集 原稿募集
    『早稲田大学国語教育研究』第46集の原稿を募集しております。
     応募期間:2025年9月30日(火)17:00締切
     応募資格:会員であること(学生会員可)
     ※各種投稿の様式や執筆規定の詳細は「投稿について」をご覧ください。
      
     投稿のご希望の方は下記のフォームよりご応募ください。
     ・
『早稲田大学国語教育研究』第46集投稿専用フォーム
        2026年度の例大会の発表者を募集いたします。
       応募期間:2025年4月下旬~2025年8月31日(日)
       応募資格:会員であること(学生会員可)
       発表内容:国語教育に関する実践報告や研究、 国語学や国文学に関する研究
             (未発表の内容に限る)
       発表時間:30分程度(人数によって変動します。ご了承ください)  
     ※2026年度のいずれかの例大会でのご発表となります。発表をご希望の例大会をお伺い
      しますが、ご希望に添えないことがございますので、あらかじめご承知おきください。

      ご発表をご希望の方は、下記のフォームよりご応募ください。
      ・
2026年度例大会 自由発表募集フォーム(近日公開予定)

  • 平曲動画の視聴フォーム

    ※フォームは入力が完了すると、最初に登録したメールアドレス宛に入力内容の控えが届きます。入力控えが届かない場合は、アドレスに間違いがないか、お確かめください。なお、ファイルのアップロードが必要な申請フォームは、スマートフォンからはアクセスできない場合があります。

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